interview 社員インタビュー

ハートスで活躍する先輩社員

照明オペレート職 東京ハートス/2019年入社 T.U./20代

照明技術を駆使して空間を彩り、出演者を輝かせる

仕事の魅力・やりがいは?

主にホールでのコンサートや企業の式典などで、照明オペレーターをしています。
照明機材を設置し、配線を組んでいく準備段階では、施工チーフとして現場を管理し、本番ではピンスポットの動きを指示するピンチーフを務めています。
コンサートの場合は、曲やシーンごとにどの機材をどう光らせるかを操作卓にプログラムしておき、本番で細かく切り替えていきます。一方、出演者の動きを追うピンスポットは完全に手動で、いずれの場合でも、片時も気を抜けません。すべての照明が意図どおり決まり、パフォーマンスと一体となって会場を盛り上げていく、その熱量を肌で感じる時は、特別なやりがいがあります。
クライアント、出演者、観客とわたしたちスタッフの距離が近く、イベントをとおして一つになれる点が魅力ですね。

ハートスで活躍する先輩社員

成長したと思ったことは?

照明オペレーターに求められるのは技術力だけではありません。限られた時間内でどこまで計画的に準備できるかがイベント成功のポイントです。
多くのスタッフと協働するためのコミュニケーション力が徐々に身についてきたと感じます。照明スタッフの数は、操作卓のオペレーター、ピンチーフ、各照明機材を操作する技術者と、多い時には20人規模になります。施工の際には図面だけでなく、かみくだいて説明し、疑問点は必ず確認し合うなど綿密な打ち合わせを徹底しています。
また、ツアーの場合など、照明以外のスタッフの輪ができ上っているところに参加することもあります。以前は一歩引いてしまいがちでしたが、今では舞台演出や音響などのスタッフの方とも遠慮せず意思疎通を図れるようになりました。

ハートスで活躍する先輩社員

どんな未来につなげたい?

照明は演出の重要な要素の一つです。
コンサートの構成や一曲ごとの世界観、アーティストの思いや演出プランの意図などを最大限反映したものでなければなりません。
そのために、表現の方法をもっと研究していきたいですね。光の色や強さ、角度、可動域、絵や模様を映し出す機能など、さまざまな照明機材の条件を組み合わせて、表現の可能性を広げていきたいです。しかし、照明だけが目立って印象に残るのは演出として望ましくないと考えています。
目標はあくまでも、アーティストのパフォーマンスを際立たせ、観客の皆さんに感動の体験を届けることです。機材を操作する照明技術、照明スタッフのチームをまとめる力とともに、世界観を理解し、照明で表現する感性も磨き続けていきたいです。

ハートスで活躍する先輩社員

スケジュール

7:00 現場入り、機材搬入

会場に入り、現地照明さんに照明仕込みの打ち合わせをし、照明機材の搬入を行います。

7:15 照明仕込み

機材の吊り込み、ステージ仕込みを行います。

10:30 照明シュート

仕込んだ照明機材の明かりの当て方を調整します。

12:00 PINキューの打ち合わせ

現地照明さんにPINキューの打ち合わせを行います。

13:00 リハーサル

本番と同様に照明を合わせてリハーサルを行います。

15:00 修正時間、開場準備

リハーサルを行って変更点が出てきた箇所の修正を行い、本番前の最終確認、開場準備をします。

16:00 開場

17:00 本番

19:00 撤去、機材搬出

客出し後、仕込んだ照明機材を撤去します。最後、機材はトラックに積み込み搬出します。

22:00 終了、帰宅

message

わたしは、高校生の時にあるアーティストのライブで照明に魅力を感じたことがきっかけで、この道に進みました。知っている曲に抱いていたイメージと照明による演出のマッチング、最高に気持ちいいタイミングでの切り替えを体感し、「照明ってスゴイな!」と心動かされました。
その後、芸術系の大学で舞台照明を学び、ハートスに入社しました。ただ、実際に仕事するうえで必要なスキルのほとんどは、入社後に身につけたものです。実際、専門的に学んでいない方も多く入社し、活躍しています。
知識として知っているのと、さまざまな現場に対応できる応用力は別物です。
分からないことがあれば上司に聞いたり、先輩の仕事ぶりを見て間合いを感じ取ったりと、多くの経験を積み、自分で判断できる力を少しずつ培うことができました。チームで仲よく切磋琢磨できる雰囲気も、大きな支えになっています。
「コンサートの雰囲気が好き」と漠然と興味を持っている方も、「将来は大型ライブを手がける!」とでっかい夢を抱いている方も大歓迎です。さまざまな方を受け止める懐の深い会社です!